求人票の嘘の見分け方とチェックポイント|曖昧な表現の項目は要注意

求人票の嘘

 

転職活動を初めてする時、求人票の見方がわからず、ただ書いている事を信じて応募していませんか?

 

しかし、求人票には本当に伝えている部分と、あいまいな表現で良く見せているだけの項目も多くあるのです。

 

今記事のポイント

初めて転職活動をおこなう方々に対して、求人票を効率的に読んで、転職活動をスムーズに起こしていただくよう導く

求人票の曖昧さやウソの書かれる所を理解し、求人票を正確に読み取るようにしてもらう

 

求人票の内容が本当なのかわからない。どれが本当で、どれが嘘を書いているのか、項目によって違いはあるのか知りたい。

 

そんな悩みを持つ方々に届けていきます。

 

採用担当を11年経験し、求人票をたくさん書き、今も発行しています。是非、企業側の考えを理解し、求人票を間違いなく、効率的によんでいきましょう。

最近の求人票の傾向

 

まず、近年の求人票の傾向について解説していきます。11年の中で大きく変化していっているのですよ。

虚偽の記載が出来なくなっている

 

今の求人って掲載するとき色んな制約があるんです。

 

例えば、「雇用形態を明確に」とか「給与に残業代を含む場合は、その額を記載しなさい」など求職者にとって不利にならないように記載にルールがたくさん出来ています。

 

なので、以前に比べて格段に求人票のウソが減ってきています。

 

ちょっと前までは基本給に残業含めてても大丈夫でしたからね。(固定残業の記載の必要が無かったんです。)

マイナス面を正直に書く企業が増えている

 

そしてもう一つ、企業も入社後、求人票の違いで原因で早期離職されてはもったいないと考える傾向がつよくなっており、求人票に進んでマイナス面を伝えることも増えています。

 

事前に真実を伝え、納得性をもって入社してもらう、そういった動きの採用が基本となってきています。

 

この事実だけでも、求人票の見方が変わりますよね。現在の求人票はある程度は信じても大丈夫です。

 

現在の求人票で曖昧表現のある項目は?

 

ある程度、信頼できるようになっている事は、わかっていただけました。

 

しかし、それでも企業は人を集めなければなりません。

 

だからこそ、上手くオブラートに包んだ情報を求人票にのせます。

 

オブラートに包まれた、ウソではないが本当かも怪しい求人票

  1. 平均などのおおよそのモノを書いた項目
  2. 仕事内容の伝え方
  3. 会社アピール、採用担当者メッセージ

以上の3点です。

 

冒頭のウソが無く、わかりやすく、求職者に優しくなった求人票の項目というのは、確固たる明確な項目です。

 

しかし、これら3点の記載は、憶測や、ヒトによる受け取り方の違い、算出方法などで100%信頼できると言うのは難しいのです。

 

それでは、この3点を細かく解説していきます。

 

①:平均などのおおよそのモノや数値を書いた項目

 

  • 部署内平均残業時間
  • 社員平均年収

 

このような平均で出される項目って、非常におおく求人で見かけると思います。

 

「部署内平均残業時間10時間以内」や「社員平均年収500万円」などなど。

 

でも、これってあくまでも平均なんですね。平均だからいいように感じるのですが、計算の対象によって大きく変わるんです。

 

1例を出してみますね。下記の会社の総合職に応募しています。

 

【moriya社 営業部 社員数4名(総合職2名、アシスタント2名) 部署内平均残業時間10時間以内】

A社員 月間残業時間20時間

B社員 月間残業時間15時間

C社員 月間残業時間1時間

D社員 月間残業時間0時間

 

この部署の平均残業時間は9時間です。

 

求人票の記載にウソはないですね。しかし、総合職としてみればどうでしょうか?

 

平均残業時間は17.5時間になります。

 

企業は17.5時間の残業となれば応募が減る事をさけるために、アシスタントを含めて、平均として算出しているのです。

 

いかがですか?こんな風に平均の数値って、結構操作できるんです。

 

有給取得日数なんかもそうですね、管理職や役職者を抜いたり、取得日数の多い部署を平均計算に含めたり、結構いろいろな手をつかって出しているのです。

 

 

残業や有休消化日数は口コミサイトで確認するのも良い方法です。

転職会議の口コミ検索で効率的な転職を|おススメ口コミサイト4社を紹介

 

②:仕事内容の伝え方

 

仕事内容の伝え方は求人票を書く上で、担当者が悩む一つでもあります。

 

もちろん、重要な仕事から順番に書いていくのですが、求人票の文字数から全てを書ききれないのです。

 

求人票の仕事内容の他にも書ききれない、仕事内容がたくさんある事を覚えておいてください。

 

また、仕事内容は見る人によって全然捉え方に違いが出てきます。

 

必ず、面接で仕事内容の説明を求める様にし、相違が無いようにしていくようにしましょう。

 

会社アピール、採用担当者メッセージ

 

これらの項目も求人票で多くみかけます。

 

しかし、求人票で伝えられる、会社のアピールや社風などもあくまで参考までにしましょう。

 

確実性の数値での実績やアピールは信頼できますが、「こんな会社です。」のような文面は書く人の考え方が含まれています。

 

また、多くの求人票のメッセージは、企業でインタビュー後、求人作成会社の制作者が書いています。

 

ですので、予想や憶測なども多く含まれていますし、また求職者に良く見てもらえる様に装飾されて書かれているのです。

 

社風とは面接でどう見抜くのか?|社風を見抜く事は可能なのか

補足:休暇について

これはウソとか隠すとは違うのですが、求人票の週休二日制という記載には気を付けて下さい。

 

良く週休二日制とみると、1週間に2回は休めると考えるのですが、週休二日制は1ヶ月の中で1週だけ休みを2回とる体制であれば記載できるのです。

 

毎週必ず2日休める場合は、完全週休二日制と記載します。

 

この週休二日制と完全週休二日制の記載には本当に注意してください。

 

ヘタすれば、本来ならば月に8回とれる休みが、5回しかとれないなんてことになりかねますよ。

 

求人票の写真も気を付けるポイント

 

それでは続いて、求人票でよく見かける企業の写真について伝えていきます。

 

  1. 会社の写真ではない場合もある
  2. 他部署、他グループの写真の場合

 

以上の2点です。

 

①:会社の写真ではない場合もある

 

求人票にある企業の写真がすべて、企業で撮られた写真ではないという事です。

 

企業によっては、写真撮影を拒否する企業、担当者も多く、そんな時は転職サイトにて無料画像などからイメージで画像を貼っているのです。

 

求人票を多く見てらっしゃる方は、だいたいわかってくるのですが、初めて求人票を見る人はそのままその写真を信じて、雰囲気良さそうって思ってしまう可能性があるのです。

 

②:他部署の場合もある

 

次に写真がその企業の場合であっても、別の部署であったり、別グループ会社という事もあります。

 

企業としても、写真にうつる人は出来る限り見栄えの良い方を出すように準備していきます。

 

その方が応募数が上がるのです。これは転職サイトの方からも良く言われます。

 

という事は、その求人票に出ている写真の方が、本当にあなたの上司、先輩、同僚になるかは分からないのです。

 

「雰囲気の良い方だな、この人となら一緒に働いてみたい」

 

そんな風に考えても、いざ面接や入社してみたら、全然違う方々と働く場合もあるのです。

 

写真をみて職場を感じることも大切ですが、写真はあくまでも参考にしていかなければいけません。

 

職場の人間関係がなんかしんどい時の対処法|上手い人を参考にしてみよう

求人票を見る際のチェックポイント

本記事では求人票の全体の見方ではなく、最近の傾向からみる、注意すべきポイントをお伝えしています。

 

最後におさらいとして、全体を通した求人票の見方をお伝えしていきます。

 

  1. 必ずすべての項目に目を通す事
  2. 福利厚生ばかりを見ない事
  3. 曖昧な表現はメモしておく事
  4. 写真はあくまでも参考、実際に見て確認する事
  5. 他の求人も確認しておく事
  6. 転職エージェントを上手く利用する事

 

①:必ずすべての項目に目を通す事

 

求人票によっては、情報の多さに違いがありますが、情報が多くても少なくても、求人票は隅の隅まですべてに目を通しておきましょう。

 

情報を取り逃さないという事もあるのですが、求人票を読み切れていないと、面接での対応に困る事があるからです。

 

面接官は、面接で情報を改めて丁寧に説明してくれることもあります。

 

しかし、そこで求人票記載の情報を聞きなおしたり、再確認してしまうと、求人票をチェックしてきていないと、情報収集力が足らないと判断されてしまいます。

 

求人票は面接前の大切な情報収集の第一歩です。隅々までよく読み、書いている内容を一歩踏み込んで考えて置くとなお良いです。

面接前の準備は企業研究と情報収集をしよう|企業研究のすすめ方を紹介

面接前に企業研究をして通過率を上げる|転職でも必須です

②:福利厚生ばかり見ない事

 

求人票を見る時、どうしても福利厚生に目がいってしまいます。

 

もちろん、福利厚生も非常に大切な項目なので、しっかり見てください。

 

しかし、たまに福利厚生だけを見過ぎて、仕事内容や会社について全然考えていない方をお見掛けいたします。

 

採用側からみると、福利厚生だけだと、「別の会社でも良いのでは?」と判断してしまう可能性があります。

 

福利厚生だけでなく、会社や仕事内容も良く読み、入社後の想定までしておきましょう。

③:曖昧な表現はメモしておく事

 

上記で説明した、明確に伝えられていない曖昧な部分はメモしておきましょう。

 

そして、その中から自分がどうしても入社前に明確にしておきたい項目は、面接の場や、エージェント利用の方であればエージェントを通して質問しておきましょう。

 

仕事内容や社風などは面接で面接官から直接聞く事が一番、近しい解答が貰えるはずです。

 

是非、「最後に質問がありますか?」と問われたら、仕事内容の深堀、社風についても聞いてみましょう。

 

④:写真はあくまでも参考、実際に見て確認する事

 

こちらは上記の通りですね。求人の写真をすべて信じないようにしましょう。

 

⑤:他の求人も確認しておく事

 

企業はあなたが応募する職種以外にも複数違う職種で募集をかけている事が結構あります。

 

そんな時、他の職種の求人票は新たな情報の確認ポイントになるのです。

 

新しい情報を仕入れて置けば、面接での話のタネにもなり、より面接評価を上げることもできます。

 

僕は実際に別の求人で新規事業案件を確認し、面接で伝えた所、「良く知ってるな」と声をかけて頂いたことがあります。そのままその企業は内定を貰いました。

 

⑥:転職エージェントを上手く利用する事

求人票が転職エージェントから出してもらったモノであれば、キャリアアドバイザーの方に質問してみましょう。

 

キャリアアドバイザーは企業の担当と連携をとり、企業の本来の状況や情報をくれたりします。

 

転職エージェントを利用している方は、求人票にかんしても色々相談してみましょう。

 

 

転職エージェントの電話面談でも大丈夫|めんどくさい転職活動を効率化

まとめ

求人票の見方について、記事を作成していきました。

 

最近の求人票は、求人掲載時のルールの変更で、だいぶ信頼性のたかい求人票になっていきています。

 

しかし、まだ見え切れていない部分もあるので、今記事を読んで、注意すべき点を再認識したうえで、求人票を読んでみて下さい。

 

求人票の読み方や見方で、転職活動の採否が決まる可能性も多くあるのです。

 

転職活動の第一歩目の求人票の確認。

 

ここで、深く読み取り、良い転職活動にしていきましょう。

 

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