- 面接を通過できるようになる為の具体的な準備方法を知りたい
- 面接を明日にひかえているけど何をしたらいいのかわからない
今回は12年間の採用責任者経験と、自身の転職活動を3度経験しながら10社選考の8社内定という経歴を基に、面接前に準備しておきたいコトを7つにまとめました。
面接前の準備をしっかりおこなう事で、面接を成功に近づける確率はグッと近づいてまいります。
ぶっつけ本番で望むのではなく、このサイトで紹介する7つの準備を実践して、是非面接に望んでみてください。
今後長く働いていく職場を決める大切な面接です。
ここで気合を入れて、時間をかけながらしっかり準備してみてはいかがでしょうか?

- 面接前に準備したいコト7選
を解説していきます。
面接前に準備したいコト7選

- 服装・身だしなみ
- 持ち物【選考書類など】
- 企業の情報収集
- 質疑応答の準備
- 面接練習
- 面接場所の確認
- 体調管理
以上7つです。それでは1つずつ解説していきますので、面接準備に役立ててください。
①:服装・身だしなみ
まず最初はやはり服装と持ち物の準備をおこないます。
- スーツのしわや汚れはないか
- シャツにアイロンは出来ているか
- ネクタイは派手過ぎず地味すぎないか
- 靴は綺麗な常態か
- 靴下は黒や紺で用意できているか
などなど、服や靴一つ一つを集中して確認しましょう。

そして身だしなみです。
こちらは当日の準備が多くなるのですが、服装以上に注意が必要な場合が多くあります。
- 髪形は整っているか
- 爪は伸びていないか
- 髭はちゃんと剃れているか
- 化粧は濃すぎではないか

こんな風に感じるかもしれませんが、書類の受け渡しなどで良く目につくものです。やはり手は綺麗に整えておくことがベスト。

②:持ち物
持ち物の確認は面接の前日には必ずおこないましょう。
企業やエージェントからの面接詳細のメールを確認し、なにが必要なのか今一度確認をします。
- 履歴書
- 職務経歴書
- ポートフォリオ
事前に書類をデータで送っていても、履歴書などを持っていかなければならない企業もあります。
当日に慌てる事の無いように、準備をしましょう。
また指定された持ち物以外にも準備しておいた方が良い持ち物もあります。
- 筆記用具
- 折り畳み傘
- 予備の経歴書
- クリアポケット
- メモ帳
筆記用具やメモ帳は面接で言われたことを書き留めれるように
クリアポケットは履歴書などを入れてそこから出せるように

- 提出される履歴書が折り目があったり、ぐちゃぐちゃである
- 渡した会社のパンフレットをカバンに適当に入れられる
こんな状況の求職者に出くわしたら採用しますか?
採用する側の視点で、準備する事は大切です。
面接時の持ち物については「面接で持ち物なしの場合の対処法|面接時に持っていると役立つモノ9選」にて詳細に書いています。
③:企業の情報収集
採用率を上げるためには、面接の前に企業の情報収集が必要になってきます。
最近、中途採用の場で多くの方が情報収集出来ていないので、情報収集をしてから行く事は、面接では強力な武器となります。
だからといって、求人票を読むだけでは情報収集には足りません。
- 求人票
- 企業のHPの確認
- 口コミサイトの確認
- 受ける企業の業界の調査
企業情報の収集を事前に準備する事で、企業を受けるべきかどうかの判断も改めて出来、自分の転職活動にとっても有利に働くのです。

一般的に新卒採用社員の3年間の離職率は大手企業で3割、さらに中途採用者はそれ以上の割合で離職するといわれています。
企業によって違いはありますが、中途採用社員の離職率は新卒採用社員の離職率の1.5倍から2倍程度とも。中途採用者の方がより離職率が高いと報告されています。
現在の中途採用社員の離職率は45%~60%にもなってくるという事です。
転職者の半分前後が、入社後に新たに転職しているのです。
確かに転職先に入社してみないとわからないことも多くあります。人間関係などは特にわかりません。
しかし、事前に企業の情報を集めていれば、この離職率も少しは改善されてるのです。
企業研究の具体的なやり方・進め方は『転職面接前の企業研究・情報収集5ステップ|面接前の情報収集は重要』をご覧ください。

④:質疑応答の準備
多くの面接ではほぼ100%の確率で、


- 本当になにも知りたいコトないのか?
- 会社に対して興味を持ってくれているのか?
- 入社してから聞いてないとかならないかな?
と不安に感じてしまいます。
だからこそ、面接の前には質疑応答に対する回答を3~10は用意して置く事をおススメします。
そして、この質疑応答の時に活かせるのが、③で紹介した『企業の情報収集』です。
企業の情報収集を念入りにして行くほど、企業に対して聞きたいコトや疑問なコトがどんどん出て来ます。
その質問や疑問を直接面接官に伝える事で疑問の回収も出来ると同時に、『企業への入社意欲』を伝える事が出来るのです。
昨日の面接で、少しスキル的に劣る求職者の方の面接をしたのですが、企業研究と企業への質問を多く投げかけてくれた為、企業への意欲を買い、内定を出す事にした方がいました。

逆質問の対処方法は『面接の逆質問【質問はありますか?】の対処法|何もないは絶対避けるべき』にて詳しく解説しています。
⑤:面接練習
面接練習を面接前に的確に出来ていますか?
とくに
- 転職活動を初めておこなう方
- 緊張しちゃう性格の方
- 未経験職種や業界に挑戦される方
いずれかに当てはまる人は、面接練習をしましょう。面接練習にはメリットがあります。
多くの求職者の方は、自分で「退職理由」「志望動機」「自己PR」を考え、自分でこれで良しと決めて面接に望みます。
しかしいくらあなたが良いと感じた回答でも、面接官からすればあまり響かない内容になる可能性もあるのです。
また大半の方は面接で緊張してしまうことで、自分では考えないような行動が出てきます。
- ネガティブな発言を話してしまう
- キョロキョロ周りを見てしまう
- 話の内容が分かりづらい
面接をしていると良く見かける行動です。
これらの行動は自分で事前に知る事は出来ないので、第三者の目線や意見が必要となってくるのです。
では面接練習はどの様にすれば良いのでしょうか?以下の3つが方法として出てきます。
- 家族、友人に依頼する
- 転職エージェントの面接対策を受ける
- 個人キャリアアドバイザーに依頼する
この中で一番良い面接練習になるのは『個人キャリアアドバイザーに依頼』です。
個人キャリアアドバイザーは現職で面接官や人事責任者をされている方ですので、一番、本番の緊張感に近い面接を実施してくれます。
ココナラなどで探す事が出来るのですが、有料サービスになってしまうので費用は掛かってしまいます。
面接練習は無料がいいと考えられる場合は転職エージェントの面接サポートがおススメです。
ほとんどの転職エージェントは無料で利用できるので、転職未経験者の方はぜひ受ける事をおススメします。
多くのエージェントを利用してきましたが、面接対策にフォーカスをあてておススメするのはパソナキャリアです。
パソナキャリアの詳しい情報は『パソナキャリアの評判とメリット・デメリットを徹底解説|内定獲得できました』をご覧ください。
また面接練習は一人でも実施できます。
自分の回答を声に出したり、ノートに書く事で面接官ならどう感じるかを面接官の目線で考えてみます。
第三者を使う面接練習よりは精度は落ちますが、面接練習をやらない方が多い中であれば、やっている方の方が確実に面接では実力を発揮する事ができるのです。
⑥:面接場所の確認
面接場所の確認も事前に念入りにしましょう。
私も過去、何度も面接会場の準備不足で後悔しました。
やはり普段行きなれない土地に行くので、いくらパソコンでマップを見ていても実際にその場に立つと迷ってしまうことがあります。
私が良くした失敗は、
- 駅の降り口はわかるけど、ホームから降り口までに迷う
- 一本入る筋を間違えて、完全に見失う
- 会社の看板が見当たらず、過ぎ去ってしまう
この経験からいくら下調べをしても迷う可能性があるので、必ず最低30分前には面接会場に着けるように時間を調整する事を心掛けておりました。
面接準備では面接場所、経路の確認は重点的に行っていきましょう。
- 面接案内の住所を確認(※何度も確認。ここで間違えばすべて間違える)
- 公共交通手段の確認(※時間と乗り換えは要注意)
- ネット上の地図を確認
- ストリートビューで駅からの道を実際に歩く
- 会社の看板があるか確認(なければ周りの目印を決める)
面接でも何人かに1人は時間に間に合わなかったり、ギリギリに来られる方が多くいます。

⑦:体調管理
最後にお伝えする事は、体調管理です。
体調管理にはさまざまな方法があるのですが、
- 風邪などを引かないようにする
- 疲れて思考停止にならないようにする
- しっかり寝て頭をクリアにしておく
などです。
どれだけ前日に綿密に面接準備をしても、当日に風邪をひいてしまったり、寝不足で頭の回転が遅くなってしまうと、思う様な面接は出来なくなってしまいます。
1度きりの面接のチャンス出来れば万全の状態で望みたいですよね。
体調が原因で成果を出せず、後悔する事の無いように体調管理には十分気をつけましょう。
- 前日は早めに寝る
- 準備が出来ていない場合は、当日に早く起きて準備
- 就業後の面接は入室前に1回深呼吸
- 1日の面接は2回までにしておく
などです。これら全て私が実際に気を付けていた事です。
面接前に準備したいコトチェックリスト
それでは改めて、7選を振り返ってみます。
- 服装・身だしなみ
- 持ち物【選考書類など】
- 企業の情報収集
- 質疑応答の準備
- 面接練習
- 面接場所の確認
- 体調管理
以上の7選です。
①服装・身だしなみ
髪形は整っていますか? | 特に前髪に注意しましょう |
爪は切れていますか | 前日に整える事が◎ |
髭は伸びていませんか? | 髭は無い方が良い |
化粧は濃くないですか? | 派手な化粧は避けましょう(一部企業や業種を除く) |
スーツやシャツは準備できていますか? | シャツにアイロンをかけると面接も締まります |
②持ち物
履歴書 | 指定されなくてもカバンに1通入れておくと◎ |
職務経歴書 | 指定されなくてもカバンに1通入れておくと◎ |
ポートフォリオ | 指定された場合 |
筆記用具 | 必須 |
メモ帳 | 質問を書いて見ながら利用OK |
折り畳み傘 | 突然の雨は良くあります |
③企業の情報収集
求人票 | 企業がなぜその募集をしているのか? |
企業HP | 何をしている会社か理解してくと◎ |
会社の口コミ | 良い事も悪い事も質問準備 |
業界研究 | 伸びる業界?伸び悩む業界? |
④質疑応答の準備
企業研究 | 企業研究中の疑問をメモしておく |
5~10個考える | 少なすぎると面接中に出る場合もあるので、複数準備 |
面接官が驚く質問 | 企業研究中の深堀で見つかる |
⑤面接練習
第三者目線 | 自分以外の他人に見てもらう |
頭の中で模擬面接 | 自分の回答を聞き、納得いくか確認(退職理由などに効果あり) |
サービス利用 | ココナラ・転職エージェント面接対策など |
⑥面接場所の確認
住所確認 | 番地やビルの階数まで間違いがないか |
最寄り駅までの時刻表確認 | 最寄り駅には30分~45分前に着く事がベスト |
最寄り駅の出口確認 | 何番出口から出て、どちらの方向にいくのか |
道順の確認 | 最寄駅からの道順をGoogleMapなどを利用して確認 |
周りの目安の設定 | 曲がる交差点名、周りの建物をメモしておく |
⑦体調管理
前日は早めの睡眠 | 寝れなくても横になっておくだけでOK |
早起きでの準備 | 特に朝一の面接の場合は早く起きて、頭の回転を促します |
入室前に1回深呼吸 | 時間ギリギリでも入室前に1度落ち着きましょう |
以上、7選の項目を細かく表にてまとめました。
コチラをチェックリストとして、面接前に確認していけば面接準備はばっちりです。

多く見えますが、準備をしてみればそこまで大変ではありません。是非まずは1つ手を付けてみてください。
【まとめ】面接前に準備したいコト7選
今回は面接前に準備したいコト7選について紹介と解説をおこないました。
面接準備や対策は必要ないなどの意見も多く見受けられますが、私自身が内定を多く勝ち取れた要因は間違いなく面接前の準備や対策だと自負しています。
また、面接官として採用活動にあたるに当たり、求職者が事前に準備出来ているか、出来たいないかは、良く分かります。
やはり準備をしてきた方は、
- 会社への意欲の伝え方が具体的
- 働きたいという熱意が伝わる
- 面接でも堂々と話が出来ている
このように本の一例ですが、行動や言動に表れています。
何を言われるかわからない面接なんて対策しても意味がないと思わずに、是非面接対策を徹底して面接に望んでいくようにしてください。
今回は以上です。