- 面接官に好まれていない気がすることが多い
- 面接官に嫌われていないか不安
- 面接官はどんな時に求職者を嫌うのか気になる
面接の場で面接官に好かれる、嫌われるという事は、面接の合否を決める際にも非常に重要です。
面接官もいくら公平な目で見ているといっても、好き嫌いが評価に少なからず出てしまうこともよくあるのです。
- 人事採用歴11年(面接人数1,000人以上)
- 転職活動時の面接通過率90%、最終面接は100%
- 面接ノウハウをブログ、ツイッターにて発信
面接で嫌われるタイプの特徴7選
面接で嫌われるタイプを7つまずはご覧ください。
- 身だしなみが不潔な人
- 全体的に暗い人
- 動きが遅い人
- 馴れ馴れしい人
- 自意識過剰な人
- 具体的な話が出来ない人
- 会社の情報が少ない人

①:身だしなみが不潔な人
まず面接官が求職者の情報をキャッチするのは、出会ったときの第一印象です。
第一印象は見た目、表情、挨拶の仕方などを中心に見ており、多くの面接官が求職者の身だしなみに自然と注意がいっています。
ではなぜ、そこまで身だしなみをそれほどに気にするのでしょうか?
それは面接官そして同じ職場の方々の業務に支障をきたす可能性があるからです。
いくらスキルの高い、経験の豊富な方を採用できたとしても、身だしなみが良くなく、不潔やにおいが気になる方であれば、
周りの方の就業環境に影響が出る(※においが嫌で集中できないなど)
↓
チームでの仕事や連携がうまく行かなくなる
↓
会社の仕事の進みが遅くなる
↓
会社としての成果が出なくなる
いくらスキルがあっても仕事はチームで動く事が多くあります。チームでの成果を妨害する可能性のある方は採用したくないと考えられるのです。
では身だしなみのどんな所を気を付けていけばいいのでしょうか?
- 髪形【フケや寝ぐせは無いか、髪色は派手ではないか】
- 服装【シワや汚れは無いか】
- 靴【スニーカーで来ていないか】
- カバン【使い古された普段用のカバンでないか】
※【】内は今までに見た方々の一例をあげています。
難しく考えなくていいです。必要最低限の意識さえ出来ていればOKです。
例えば、入室前に鏡を見る、服装を整えるこれだけでも全然違いますから。

②:全体的に暗い人
身だしなみの次に嫌われるかどうかが出るのが、挨拶と第一発声です。この挨拶や第一発声で暗い人と判断されると、
と面接官に不安を抱かせることとなります。
職種によっては、そこまで明るさは求めないのかもしれませんが、やはり身だしなみ同様一緒に働く方は明るい方がいいです。
そして、暗いという部分とあわせて多いのがマイナス思考の方です。
よく謙虚さを意識して、「私なんて・・・」とマイナス思考の発言をする求職者の方が多くいますが、これは絶対に嫌われます。
面接は自分自身をアピールする場です。決してマイナス思考な発言は控えるようにしましょう。
そして、出来る限り声を出し、表情に変化を持たせながら暗いと思われないように注意しましょう。

③:動きが遅い人
面接が始まるまでの案内の最中や、経歴書を提出してもらう時に、動きが非常に遅い求職者を見かけます。
- 案内しているのについてこれていない
- 履歴書提出まで時間がかかる
- 面接終わりの準備が遅い
面接の場で『動きの遅い人』というのは嫌われたり、マイナス評価になることが多くあります。
面接の場で上記のような対応をしてしまうと、「遅い人だな」と嫌われる評価をつけられてしまい採用を逃してしまいます。
なので、面接官を待たせない為にも事前に考えて行動や準備をしておく事が大切です。
- 案内の際はしっかりついていく
- 履歴書は1部をすぐに出せるように準備しておく
- 面接終了後はすぐに帰る準備をする
どれも意識すれば、そこまで難しくないことです。
④:馴れ馴れしい人
面接の場で面接官に対して馴れ馴れしい人は、ほぼ100%嫌われます。
馴れ馴れしい方で勘違いをされている方に多いのが、コミュニケーション力をアピールしようとして自然と馴れ馴れしく感じられてしまう場合です。
しかしそれはあくまでも、数回会った後の関係性が出来ている場合に通用するコミュニケーション力です。
コミュニケーション力のアピールをする際にはなれなれしくないか注意しましょう。

⑤:自意識過剰な人
自意識過剰な人も面接官からすると嫌いと判断する求職者になります。
面接では経験やスキルや自分の自信のある事をアピールする事は必須なのですが、それが自慢になっていないか注意が必要です。
アピールする時は具体的なエピソードや、具体的な数値を使いながらアピールする事を心掛けましょう。

アピール=自慢にならないように注意をしましょう。
⑥:具体的な話が出来ない人
⑤の自意識過剰な人でも出てきましたが、アピール以外でも具体的に話が出来ない人は嫌われます。
面接官の問いかけに対して、全然違う回答をしたり、抽象的な回答しかしない方を良く面接の場ではお見掛けします。
しかし、それでは他者との比較ができず、結局印象に残りにくい人という判断になってします。
とくに、志望動機、自己PR、退職理由などは、ネット上に例文が溢れすぎているので、みんな同じ抽象的で差し支えない回答が多くなります。

⑦:会社の情報が少ない人
受ける企業の情報収集が足りない人は嫌われてしまいます。
面接官としては、自社の事をより深く調べて、理解して、興味を持ってくれている人を採用したいと考えています。
なぜならば、どんな職種であれ、企業理解の深い人の方が結果も出ますし、働きも意欲的だからです。
また、しっかり理解して入社してくれる方は退職率も低い傾向であるので、企業にとっては採用しやすい人材なのです。
しかし、毎日のように面接を実施していますが、多くの求職者の方はまだまだ会社の情報収集が少ないと感じます。
- 忙しいから情報収集する時間がない
- 中途入社はスキルと経験だと思う
- 面接で聞ければいいと考えている
など色々な意見を良く聞きますが、これは言い訳でしかありません。
面接は面接官にとっても、求職者にとっても営業の場です。
お互いを売り込み合う場で、事前の情報収集なしでは自分の何を売り込んでいいのか分かりませんよね。
また営業の場で、相手の事を何も知らずに行くというのは失礼に当たります。
ですので、面接という営業活動に望む場合には、受ける会社の情報収集が非常に大切なのです。
具体的な情報収集の方法ややり方が知りたい方は、「企業研究のやり方を具体的に紹介|転職成功には企業研究がポイント」を参考にして下さい。

面接で嫌われない為には特にスタートが肝心
ここまで7つの面接で嫌われるタイプの方の特徴を紹介しました。
- 清潔感のある身だしなみを心掛ける
- 入室前に鏡でチェック
- 声を出して挨拶をする
面接で嫌われることが多いと感じている方々は、まずこの部分を注意しながら取り組んでみましょう。
このスタートで好かれる対応が出来れば、それ以外の嫌われる特徴をカバーする事も出来ます。
面接官と初対面する場は、面接の中でも一番の気合を入れましょう。
面接で嫌われるタイプまとめ
それでは改めて嫌われるタイプをおさらいいたします。
- 身だしなみが不潔な人
- 全体的に暗い人
- 動きが遅い人
- 馴れ馴れしい人
- 自意識過剰な人
- 具体的な話が出来ない人
- 会社の情報が少ない人
多くの1000人以上の方々の面接に携わり、傾向や分析をしてまいりましたが、大きくはこの7つがポイントです。
面接は人と人のコミュニケーションの場です。
この場面で嫌われてしまうと、当然一緒に働きたいとは思ってもらえず、入社する事は難しくなります。
だからこそ、最低限の面接に望むマナーとして、気を付けるようにしていきましょう。
以上です。
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