この記事を読むとわかる事
- 転職エージェントを複数登録で大変な事
- 転職エージェント複数登録のメリット
- 効果的な転職エージェントの組み合わせ
- 転職エージェント利用の注意点
こんな風に転職活動を初めてする方、また転職エージェントを初めて利用する方は疑問をお持ちですよね。
とりあえず、一番大手のリクルートエージェントに登録したけど、他にも登録したほうが良いのかな?
もちろんです。
最初に結論からもうしますが、転職エージェントは複数登録がおススメです。
転職エージェントの数が多すぎてどれからとうろくしたらいいのかわからない。転職エージェントによって種類もバラバラでどうしたらいいんだろう転職エージェントのおすすめを人事部の人に聞きたい[…]
今回はそんな転職エージェントの複数登録について解説していきます。
もりやの転職エージェント経歴
- 人事責任者として日々転職エージェントと情報交換
- 転職経験3回で10社以上の転職エージェントに登録
- 毎回複数の転職エージェントを並行利用
転職エージェントの方々も求職者の方が、複数のエージェントを利用している事は把握しています。
なので、複数登録したからといって転職エージェントに伝える必要もありません。
気にせず、転職エージェントに複数登録していきましょう。
転職エージェントの複数登録は大変?
転職エージェントの複数登録は大変さはありますが、それに応じたメリットもありますので、順に説明していきます。
まず大変さですが、転職エージェントの登録は、プロフィールから職務経歴書まで記載しないといけないので、初めの導入は大変さを感じます。
転職エージェントの利用数が増えれば増えるほど、入力する作業は増えるので大変です。
また転職エージェントの数に応じた、転職支援をしてくれるアドバイザーとのやり取りも出てくるので、例えば3社を利用すれば単純に3人のアドバイザーと話をしなくてはいけません。
3回ほぼ全く同じ質問をされることになるので、ここは我慢の時間です。
このように、転職エージェントを複数登録・利用することは、利用社数だけ作業量が増えてしまうという事があります。
しかし、複数登録しなければ、ここからのメリットの恩恵は受けられないので、是非複数登録を頑張りましょう。
転職エージェント複数登録のメリット
それでは複数登録の大変な思いをして手に入れる「転職エージェント複数登録のメリット」を紹介します。
- 求人をより多く見る事ができる
- アドバイザーを選択できる
- 転職エージェントによって受かる場合もある
それでは1つずつ私の体験談も交えて紹介していきます。
求人をより多く見る事ができる
転職エージェントにはさまざまな強みがあり、転職エージェントの会社の種類や得意分野によって、紹介される求人に違いが出てきます。
ですので、1社だけの登録では選択肢に限りが出てきてしまい納得の行く求人に出てこない可能性もあるのです。
しかし複数登録していれば、求人を多く見る事が出来るので単純に選択肢が増えて希望の転職へ近づく事が出来るのです。
採用責任者として仕事をしていますが、例えば営業職の求人が出た場合、実績や転職エージェントの強みからA社だけに求人依頼するなんて事も少なくありません。
こんな時、B社登録の求職者からは、この営業職求人は発見できませんよね。
採用担当者もすべての転職エージェントに対して、求人を投げかけれる訳ではないので、転職エージェントごとに持つ求人に違いが出てくるのです。
アドバイザーを選択できる
転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーが付いてくれて、転職のサポートをしてくれる会社が大半です。
多くの転職エージェントでは求職者とキャリアアドバイザーが2人3脚で転職成功へ向かって協力する仕組みとなっています。

例えば、
- 新卒採用されたばかりなのに中途採用のアドバイザーをしている
- 転職経験ないのにキャリアアドバイザーをしている
- 転職経歴で転職難易度が高そうな人は二の次
- 内定を獲得させるのに必死で求職者の要望を聞かない などなど

これはすべて私が出会ったキャリアアドバイザーです。
このようなキャリアアドバイザーに会った際、転職エージェント会社に対してキャリアアドバイザーの変更を要望できるのですが、多くの方は変更せず、不満を持ちながらそのままに進めてしまうのです。
これでは、良い転職は出来ないですよね。
こんな時に複数登録していれば、あなたにとって、相性の良いキャリアアドバイザーのいる転職エージェントを軸に転職活動を進めていく事が出来るのです。
良い転職アドバイザーであれば、あなたの転職意欲も高まります。
転職エージェントによって受かる場合がある
これは完全に私の体験談から話しているのですが、転職活動の際に転職エージェントの1社から書類選考をある企業に依頼をしました。
その時の書類選考結果は不採用となり、また新たに活動をしていたのですが、数週間後に複数登録の別のエージェントより、その不採用になった求人の紹介がありました。
私はもう一度挑戦したいと思い、キャリアアドバイザーの方に

このようにキャリアアドバイザーに相談しました。すると、

結果は、書類選考通過、面接に参加する事が出来ました。
このように転職エージェントやキャリアアドバイザーの方によって、受かる受からないも変わってくるのです。この事実を知れば複数登録するメリットが出ますよね。
転職エージェントの効果的な組み合わせ
転職エージェントの複数登録の大変さとメリットは紹介出来ました。
では、実際にどこの転職エージェントを組み合わせればいいのか?転職エージェントおススメの組み合わせを紹介します。
①:初心者パターン
まず最初にどんな方でも間違いのない複数登録の転職エージェントの組み合わせを紹介します。
誰にでもフィットするので初心者でも安心です。
この3つの組み合わせです。
まず求人保有数、転職サポート数No.1のリクルートエージェントに登録し、現在の求人票を網羅します。そして同じく求人数の多いdodaエージェントサービスで更に求人数を多く見れるようにします。
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しかし、リクルートエージェントとdodaエージェントサービスではキャリアアドバイザーも多く在籍しており、当たり外れの可能性も多く出てきます。
なので、転職サポートの強いパソナキャリアでキャリアアドバイザーの部分を補強しておくのです。
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②:年収UPパターン
つづいては、年収UPやキャリアアップを目指す方向けの組み合わせです。
こちらも同様にまずは、リクルートエージェントである程度の求人を見れる状況を作る事が大切です。
次にキャリア採用に強い転職エージェント、JACリクルートメントへの登録をします。JACリクルートメントはある程度のキャリアを持つ人しか登録できない為、企業もある程度の年収を用意しています。
キャリアやスキルがある方は、積極的に年収UPを期待できるので、JACリクルートメントへの登録を挑戦してみて下さい。
登録出来れば、年収UP求人を紹介してもらえます。
悩む人転職では年収を上げて成功させたい。ハイクラスやキャリアアップ求人が多いJACリクルートメントの利用を考えているけど、学歴の低い人でも転職サポートは受けられるのかな? 今[…]
\もちろん登録は無料でOK/
そして、同様にパソナキャリアもキャリアアップに強く、面接サポートとキャリアアップチャンスの両方を進める事が出来るのです。
この他にも、IT業界に強い転職エージェント、管理部門に強い転職エージェントなど、転職エージェントによって強みがありますので、自身に合った転職エージェントの組み合わせを考えてみましょう。
転職エージェントを上手く使って行こう
転職エージェントの複数登録のメリットやパターンを紹介しましたが、どんな転職エージェントを利用する際にも上手く使う事が大切です。
せっかくの登録が無駄にならないように、次の5つの事は注意して転職エージェントを利用しましょう。
- 転職エージェントのいいなりにならない
- 要望や要件を全て伝える
- 登録申し込みは丁寧に
- エージェントの仕組みを知る
- 少しずつ比重を変えていく
それでは1つずつ見ていきましょう。
①:転職エージェントのいいなりにならない
転職エージェントではキャリアアドバイザーや転職エージェントの仕組みにより、なかば強引に転職活動をすすめようとしてきます。
- 悩んでいるのに、内定を早く決めさせようとする
- 志望していない職種なのに、押し付けてくる
こんな事は多くあります。
どんな事があっても、転職エージェントのいいなりになってはいけません。転職のゴールを決めるのは必ず自分自身で決めましょう。
②:要望・要件を全て伝える
①番のような転職エージェントの好き勝手にさせないように大切なのが、自分自身の転職の希望や要件などを全て正確に伝えることです。
キャリアアドバイザーの方にも見栄を張ってしまい、残業はあってもいいですとか答えてしまう方がたまにいらっしゃるんです。
その様に要件を聞いていると、キャリアアドバイザーは多少残業がある求人も紹介してしまいます。
これではキャリアアドバイザー、求職者どちらにとっても無駄な時間が発生してしまいますよね。
キャリアアドバイザーはあなたの味方です。面接官ではありません。必ず伝えるべきポイントは全て伝えるようにしていきましょう。
③:登録申し込みは丁寧に
転職エージェントを複数登録する場合、大変ではありますが、必ず丁寧に真剣に登録しましょう。
記入漏れはなく、学歴や職歴もしっかりと自分のアピールを伝えましょう。自己PRがある転職エージェントでは自己PRも記載しましょう。
転職エージェントでは求職者の経歴や要件をみて、転職エージェントへの登録出来るか出来ないかの判断をします。
選考で落ちるならまだしも、転職エージェント登録に落ちるとなるとダメージですよね。なるべくそうならない為にも、転職エージェントへの登録は丁寧に作成しましょう。

④:転職エージェントの仕組みを知る
転職エージェントを利用する前には必ず転職エージェントの仕組みをしりましょう。
多くの転職エージェントは無料で利用出来ます。なぜ無料で利用できるのでしょうか?
それは、掲載先の企業から、求職者の内定が決まれば紹介手数料として料金をいただくからです。
年収400万円の採用が決まれば、転職エージェントは企業より140万円の紹介手数料を受け取るのです。
ここからわかるのは、転職エージェントのお客様は企業という事です。なので、転職エージェントの多くは企業よりになる事も多くあるのです。
⑤:少しづつ比重を変えていく
最後に、転職エージェントを複数登録した後、利用の比重を変えていく事が大切になるのです。
例えば3社登録しても、3社すべてに同じように注力しても、しんどくなってしまうのです。
転職エージェントに登録後、一定の求人を確認できた後は、キャリアアドバイザーの良い所、求人の質などを考慮し、多用する転職エージェントを選択していきましょう。
そしてその決めた転職エージェントのキャリアアドバイザーとしっかり連絡を取り合ってサポートをしてもらうようにしましょう。

キャリアアドバイザーも良く連絡をくれる求職者の方がサポートもしやすいですし、紹介する気にもなりますからね。
まとめ
転職エージェント複数登録は必ずではないですが、出来る限りおススメしたいです。
やはり転職エージェント1社では求人に偏りがあったり、網羅できなかったりするので、その中で決めなくてはいけなくなります。
その中だけで決めてしまうと、妥協で入社が生まれ、入社後に失敗した。そんな事が多くあるので、転職回数が多いジョブホッパーの方も多く出てきてしまうんですね。
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転職は大変でめんどくさい事が多く、ストレスもたまりますが、転職活動中に大変な思いをすれば、転職後に安心した生活が手にできるかもしれません。
現に私も転職エージェントを複数登録し、現在完全週休二日制の会社で年収UPで働く事が出来ています。
転職エージェントを複数登録し実りある転職を実現させましょう。
今回は以上です。