『転職のやり方がわからない』
そんな転職活動をはじめての方へ向けた転職活動の手順です。転職活動の正しい進め方を順を追って記載しておりますので参考にして下さい。
そろそろ転職しようかな。
転職活動ってどうするの?何が一番いいの?
本記事の内容とポイント
- 転職に必要な準備ポイントを理解
- 転職活動の具体的進め方
- 絶対守るべき注意点
転職活動に順を追って記載しております。経験されている方は『目次』より見たい項目だけご覧ください。
近年は超売り手市場です。企業同士で人の取り合いになっており、求職者には非常に有利な時期が来ております。
そんな状況だからこそ、転職活動してみようかな、良い所があれば転職してもいいかな、と考える社会人の方々も多いと思います。
本日はそんな方々向けに、失敗しない正しい転職の進め方を記事にしてお伝えしていこうと思います。
売り手市場で求人票があふれる時期だからこそ、転職はしやすいですが、気を付けなければ失敗となる事例も増えてくるのです。
※2020年6月現在 転職事情が買手市場になりつつあります。
【WEB面接とは】対策と注意点を解説|初心者向け準備の手順つき
転職する理由を明確にする
売り手市場、そして周りが転職を成功させている話を聞くと、「自分もそろそろ動こうかな・・・」と考える事でしょう。
早々に動いて、あっさり内定が決まったが、情報不足で入社後に後悔する。そんな事にならないように注意が必要です。
明確な転職理由を考える
安易な転職活動はやめた方が良いですが、しっかりとした明確な意思があれば別です。
そんな時は、勇気をもって転職活動にチャレンジしましょう。
まずは、今の仕事の棚卸し、何が嫌なのか、何を改善したいのか、どうなりたいのかを具体的に考えてみましょう。
出てきた理由が改善できない状況にあるのなら、将来的に我慢できないなと考えられるのであれば、転職活動に取り組みましょう。
明確な転職理由、退職理由、これからやっていきたい事が明確でない内は、転職活動をしないようにしましょう。
そんな時に明確な理由があれば、仕方ないと捉えられるのですが、理由が無ければ、後悔する時期にせっかく入った会社を悪いと見てしまいます。
必ず、明確な退職する理由を自己分析し確定させておきましょう。
現職でそれは叶えられないのか
転職理由でキャリアアップや年収アップしたいと聞きますが、では現職でそのキャリアアップは叶えられませんか?と聞くと悩まれる方がいらっしゃいます。
企業規模、従業員数、様々ありますが、調べてみると、将来希望する職種につける場合も十分にありますし、役職が付けば給料が大幅にあがる場合があります。
転職は活動も入社後も労力を使う、人生の大きな行事です。
何となくこの企業では叶えられないんではないかな?と曖昧な形での活動を始めないように注意するようにしましょう。
転職するか悩んだ時に考えたい10の質問|周りに影響されそうな方必見
求人サイト人材紹介に登録
明確な転職理由、現職では叶えられない。そう判断出来ましたでしょうか。
それでは次のステップです。次は求人サイトや転職エージェントに登録です。
どの求人サイトも人材紹介も一部を除いてはほぼ無料で登録や相談が可能となっておりますのでまずは登録しておきましょう。
【転職初めての時はどちらから?】転職サイトとエージェントを比較
ただ、下記に記載した求人サイト、転職エージェントは年齢、職種関係なく幅広く求人を見る事が出来ますので、是非情報収集する意味でも登録しておいて損はないです。
(求人サイトは更新日を記入しております。更新日を知れば新しい求人を見るのが楽しくなり、また求人の取りこぼしを少なく出来ます。)
求人サイト
マイナビ転職(火・金更新)
エン転職(水・金更新)
DODA(月・木更新)

4社に登録すると月~金まで毎日更新があります。更新チェックを日課にしていました。
こちら4社は求人数や転職活動のノウハウなど、様々なコンテンツが豊富です。
僕も職業上日々確認しますが、転職活動の手助けになります。登録の手間などはありますが、一度登録してしまえば終わりなので、お勧めいたします。
転職エージェント
続いては転職エージェントです。転職エージェントは非常に多くの種類があります。
僕も日々、営業の電話を受けますが多すぎて、これではどこに登録すればいいか求職者は迷うなと考えております。
なので、今回は利用していた3社厳選しました。
リクルートエージェントとDODAは求人掲載数が多いので掲載しておくと良いです。。たくさんの求人があり、応募もしやすいので、転職活動のスピードも上げます。
アドバイザーも経験が豊富なので、的確にアドバイスをしていただけます。
デメリットは、求人数が多いので迷う事と、アドバイザーも数が多い分、合う合わないことがあることです。事務的なアドバイザーの方もいるので、あたってしまうと、転職活動のテンションが少し下がってしまうので、注意してください。

アドバイザーは途中変更できるので安心してください。
パソナはもりやのおススメ人材紹介です。僕もこちらを利用し入社に至っております。
個人のスキル、能力、求めるモノに合わせた求人を出してくれるので、応募したいと思える確率が高いです。
アドバイザーも非常に親身に相談を受けてくれ、面接の前日には、面接対策の電話を必ず入れてくれます。
僕は3次選考までの会社でしたが、3次まですべて対策電話を行ってくれました。
しっかり相談しながらペースを持って進めたい方にはおススメの人材紹介です。
間口を広げて効率よく
数社ずつ紹介いたしましたが、転職活動の際は出来る限り多くのサイト、エージェントに登録する事をおススメします。
1社だけでは対応のしやすさはありますが、求人の取りこぼしや、別の視点が見えてこず、限定的な転職活動になってしまいます。
最近面接でも多くの方が、複数の求人サイトや転職エージェントを利用しているのもお聞きしますので、やはり、複数社登録し利用する方が良いのでしょう。
求人を多く見比べて研究する
【採用担当者が教える】求人票の見方|嘘や曖昧な表現を見極めて良い転職を
一つに事務といっても、経理、財務、営業事務、法務、総務、人事などなど、多岐にわたります。
登録が完了したら、いろいろな求人を見ていく事をお勧めいたします。時間の許す限り求人を見る様にしましょう。
本当に良い求人、合う求人を取りこぼさない為です。求人をまんべんなく見るコツは更新日にチェックする事です。
転職会議の口コミ検索で効率的な転職を|おススメ口コミサイト4社を紹介
書類を送る
良い求人を見つけたら、書類を送り書類選考に挑戦します。書類選考は非常に狭き門です。
転職エージェントのカウンセリングでも書類選考通過率の低さを話されます。それは全員対象なのです。
なぜかというと、書類選考の基本は足切り作業が多いからです。
企業が求人に書けなかった要件を基に書類を確認し、合わない方を落とす。このスタイルが多い為、書類選考は通りにくいのです。
企業の中途採用は求める人材像が定まっており、例えば30前後、男性、経験者とか決まってるんです。ここに20歳前半の方が応募しても不採用になってしまうのです。
ですので、書類選考で駄目でも気を落とさず、良いと思える求人には応募してみてください。

僕も大卒限定求人に応募して、面接呼ばれたこと、何度もありますので
【転職】書類選考だけで人は判断できない|なぜ書類選考は落ちるのか
面接前の準備は企業研究と情報収集をしよう|企業研究のすすめ方を紹介
面接を受ける
書類選考が通れば、いよいよ面接です。求職者の方が一番緊張と不安と楽しみが入り混じる瞬間ですね。
昨今のスピード採用で1回の企業も増えつつあります。
まず、面接が2回の場合、1回目は応募部署の上司又は先輩と採用担当者の二名が多いです。
この場面では、謙虚さは必要ですが、自分もこの会社を見極めるという感覚を持って臨みましょう。
良さそうな上司か、採用担当者は会社を理解しているか、また疑問をすべて聞き、本当に内定を貰いたいなと思えるか判断します。
ここで、不安や疑心感があるのならば、辞退の検討も必要です。
最終面接ではお互いの最終確認となる為、社長や役員が出席し、面談形式で進めてくれる企業が多いです。最終面接まで行けば、よほどの変な印象を与えない限り、内定は獲得できると考えれます。
面接の通過率を上げる方法をお教えします【採用担当から見た採用したくなる人】
内定通知書の確認
無事、面接も通過し『内定』の連絡をいただきます。一安心の所ですが、必ず確認のポイントがございます。
それが『内定通知書』です。
ここで面接や求人内容と条件が違う。といった事があれば、直接企業に質問するようにします。勿論、わからない事も質問しておきましょう。
良く面接で入社後に条件に違いがあり、早期退職したという話は今でも多く聞きます。
折角念入りに調べ、入社したのに条件を変えられて、早期退職となると、経歴にキズをつけてしまいます。
そうならない為にも、『内定通知書』で条件をしっかり確認しておきましょう。
採用で内定を貰ったけど入社を迷った時の対処法|内定承諾の判断基準
会社に退職願を出す
内定をいただき、その内定企業に行くと決めれば、現職を辞めなければいけません。
実は、ここが意外と鬼門なんです。内定後に現職で退職の承認が下りずや、現職で給与を上げて貰える事になったなど、最後の最後で退職しない方が、必ず一定数います。
退職は個人の事なので、自由ではありますが、一度退職を検討し動いた方は、いくら条件が変わろうとも近い将来また退職を検討します。
これは仕事でお世話になる人材紹介会社の方からも聞きました。
退職交渉に臨む際は、本当に辞めるんだと、絶対考えは曲げないという気持ちで臨む様にして下さい。
昨今では退職交渉を自ら出来ない方も多くいる様です。
気持ちは良く分かります。「怒られるのでは」、「変に止められたくない」と様々な感情があるのだと思います。
そんな方には、退職代行というサービスも増えてきており、代わりに退職交渉してくれるサービスがたくさん出てきています。
僕個人としては、自らお世話になった方々にしっかり、事情を話して、少しでも円満退社に持っていければと考えますが、世の中色々な事情があると思われますので、こういったサービスの利用も検討しても良いかもしれません。
退職代行業者
無事に退職完了、そして入社するまでが転職活動です。最後まで気を抜かずにしましょう。
転職活動の注意するべき3ポイント
①内定の承諾まで退職を伝えてはいけない
内定の連絡を貰い、『内定通知書』を確認し、承諾の連絡をいれるまで、会社には退職を伝えないのが先決です。
内定先も企業です。内定後社内都合で入社を遅らせてくれなど、いろいろな事案が発生するかもしれません。
そんな時に事前に退職を伝え、退職日が決まっていると、退職後と入社までに空白の期間が生まれてしまう場合があります。
『内定通知書』には必ず入社日が記載されております。
ですのでそれに承諾をしておけば、よほどの事がない限り、入社日がズレたりすることはありません。
上記以外にも様々な事例で、トラブルが発生する場合がありますので、基本は退職は内定承諾後に伝えるようにしてください。
②会社又は同僚に転職の事を話さない
こちらも①と似ている部分なのですが、基本転職活動は家族以外は誰にも話さない方が得策です。
同僚などに話、それが社内に伝わると、『辞めて行く人間』と思われます。
転職活動が上手くいく事前提で、1か月後にはいないと確定しているなら、その環境も我慢できると思います。
しかし、転職のゴールは誰にも分りません。明日かもしれないですが、半年後数年後の場合もあります。
一度社内に知られた中で、数ヶ月働く事は出来ますか?『辞める人』を前提に働けますか?また『辞める人』と働けますか。
社内で転職がバレるのは、退職が正式に決まってからにしましょう。
③退職する意思を持つ
最後にまとめの様になりますが、転職、退職は色々な労力を使います。
転職するという意思を明確に本気で持つようにしてください。
そうしないと、良い転職は出来ません。失敗、後悔する可能性も大いにあります。
何故、転職するのか、何故会社を辞めたいのか、しっかりと自分と向き合って考えて下さい。
これが明確に出来れば出来るほど良い転職も出来ますし、内定も出やすいです。必ず考える様にしてみてください。
転職活動の進め方
ここまでお読みいただきありがとうございます。転職活動の進め方を順に沿い記載しながら、僕自身の経験を交え、ポイントを記入させていただきました。
記載以外にも、良い転職の仕方や、良い求人サイト、転職エージェントなど様々ございます。
今後、経験、利用したものをベースに紹介できればと考えております。皆様の転職活動に少しでも役立てば幸いです。
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